2025年08月21日
クレモナの伝統、 Sakamoto製ヴァイオリンが奏でる伝統と革新
こんにちは、Sakamoto Violinsです。
私たちの工房が製作するヴァイオリンは、ただの道具ではなく
音を紡ぐための「相棒」であり、長く付き合う“もうひとつの声”とも言える存在です。
今回の記事では、ヴァイオリンの聖地として知られる
イタリア・クレモナで受け継がれてきた伝統技術と
それを継承・発展させたSakamoto製ヴァイオリンの魅力についてご紹介します。
伝統の継承と革新への挑戦──その両方を手にした一本を
あなたにも知っていただければ幸いです。
受け継がれる“音づくり”の系譜
世界中の製作者が憧れ、演奏家たちが信頼を寄せる街、クレモナ。
ストラディバリウスやグァルネリといった名工たちが活躍したこの地で
ヴァイオリン製作は「芸術」と「技術」が融合した伝統工芸として今なお根付いています。
そのクレモナで腕を磨いた日本人職人が、阪本博明(Hiroaki Sakamoto)です。
1994年に単身で渡伊し、現地の製作学校にてMaestra Vanna Zambelli氏らに師事。
さらに、巨匠Primo Pistoni氏の工房でも学び、深い知識と感性を体得しました。
クレモナで学んだ”音つくり”の哲学を形にして
日本の演奏家の皆様へ満足いただける楽器を
お届けするーーーそれがSakamoto 製ヴァイオリン
の出発点です。
革新性のある「伝統」──現代奏者のために
Sakamoto製ヴァイオリンは
ただ古典的であるだけの楽器ではありません。
ストラディバリの設計思想を踏襲しながらも
現代音楽に求められる表現力・音の持続・演奏性を意識して設計を施しています。
たとえば、
・表板と裏板の精密な厚み調整
・魂柱や駒の位置と角度の最適化
・ニスの配合と乾燥工程への徹底的なこだわり
これらの工程はすべて、奏者の演奏に即した
「音の立ち上がり」「遠達性」「音色の奥行き」を
生み出すために設計されているのです。
プロの演奏家や音大生からも評価される理由は
まさに「演奏の現場に即している」点にあります。
原材料への眼差しと、時間を味方につける製作法
Sakamoto製ヴァイオリンは
選び抜かれた木材の声を聴くことから始まります。
良質なスプルースやメイプルを約10年以上かけて
自然乾燥(シーズニング)し、年輪の幅、木目の整い
しなり具合を見極めて材料を選別します。
乾燥が甘い素材では、音が籠もったり、不安定になったりします。
逆に、時間をかけて木の「余分な水分や緊張」を抜いた素材は
演奏時に真価を発揮します。
そして、塗装にも独自の技術を。
ニスの色合い・透明度・密着性は音色にも直結するため
60日をかけて何層にも重ねる手仕事が欠かせません。
「あなたの音」を支える一本であるために
Sakamoto Violinsでは、ヴァイオリンをご購入いただいたお客様へ向けて
以下のサポート体制をご用意しています。
✅ 1年間の無料メンテナンス
✅ 弓の毛替え無料(1年以内)
✅ 自然使用による不具合の無償修理保証
ヴァイオリンは、演奏によって刻々と状態が変化する繊細な楽器です。
季節による湿度・温度変化、魂柱のズレ、
ニスのコンディション──演奏者には見えない変化を
製作者の目で確かめながらサポートしてまいります。
特に舞台やコンクールといった本番を控える方には
事前のチェックをおすすめしております。
「最近音が伸びない」「E線が鋭すぎる」などの違和感があれば
それは調整の合図かもしれません。
音の未来へ、“あなただけの一本”を
Sakamoto製ヴァイオリンは
楽器単体で完成するものではありません。
それを奏でるあなたと出会って初めて、音が完成するのです。
一本一本が個性を持ち、同じ設計・素材でもまったく異なる響きを奏でる。
それがヴァイオリンという楽器の奥深さであり
私たちが製作に心血を注ぐ理由です。
クレモナで生まれ、日本の工房で仕上げられる──伝統と革新の融合体。
あなたの音楽人生に寄り添う特別な1本を
ぜひ当工房でご体験ください。
📩 ヴァイオリンに関するご相談・試奏予約はこちらから
→ お問い合わせ
:https://sakamoto-violins.com/contact
→ 公式HP
:https://sakamoto-violins.com/
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