2024年03月06日
古き良き時代
昔大変お世話になった東京の親方に見せてもらった貴重なドキュメント
1965年8月25日のイタリアはミラノで発行された新聞の切り抜き。
Milano派の巨匠Giuseppe Ornatiの訃報
左から Giseppe ornati , Celestino farotto , Andrea Bisiachi
1963年5月 ミラノで撮影
Ornati 76歳
Farotto が一生懸命Bisiachに身振り手振りで話している瞬間をパシャリ
何を話していたのだろう?
1963年当時、ミラノでは経済的に発展しておりファッション産業は特に
発展していました。製作家の彼らもなかなかオシャレですね。
当時のスカラ座ではテノールのGiuseppe di stefanoやMaria Callasといった
人気のタレントたちがオペラ界隈を賑わしていました。
スカラ座の楽団員の給与もかなり高額で2〜3年の貯金で家が買えたと
伝え聞いたことがあります。当時の弦楽器奏者たちは少なくとも2、3挺は
ヴァイオリンを持っていたと言われており、ちょっとした楽器好きは5、6挺は
当たり前に所有していたとか。
私自身2000年前後によく80代のかつての演奏家の方達に幾つものコレクションを
見せてもらったことが多々ありました。