2024年02月02日
Napoli ナポリ 訪問 (楽器とは何の関係もないお話です 笑)
年末のお話の続きです。笑
Amalfiアマルフィで ‘‘Amatruda’’ のお店を訪問した後、再び海岸沿いから内陸部へ向かう州道1号線に入りNapoliを目指す。時間があれば Sorrento ソレント(有名なナポリ民謡の‘‘帰れソレントへ’’で有名なあのソレントです)を経由してナポリに向かいたかったのですが、時間の都合上割愛して直接ポンペイを経由してナポリを目指しました。
州道1号線と2a号線の交わるポイントにValico di Chiunzi (バリコ ディ キウンツィ)
と言う絶景ポイントがあります。ここは山から正面に広がる平地の真ん中にポッコリとベスビオ火山が見えます。
平地に降りてからすぐに高速道路E45線に乗りポンペイを通り過ぎベスビオ火山の脇を抜けナポリの街へと入ります。
驚くのはここからです。高速道路を降りてから一般道に入るとすぐ、普通に走っている私の車を勢いよくバンバン追い抜いて行きます。程なく三叉路手前の渋滞にハマると二車線の道路が3車線になりじわじわ進む列を反対車線に飛び出して先の方でまた強引に車列に戻ろうと頭を無理やりねじ込んで車列に戻って行きます。しかもカオス状態のサイドバイサイド テールトゥノーズの中をスクーターが(しかも何故かほとんど二人乗り)まさに蛇行しながら車の隙間を縫って走り去っていくのです。まさに無法地帯・・・
しかしここまでくるともう運転が楽しくなってきてナポレターノ達に混じってガンガン車の間に割り込みながら街の中心部へと向かって行きました。(大阪生まれ大阪育ちの血がざわついたのでしょうか???) 街中ではさらにスクーターの数が増してバンバン車を追い越して行きます。どうにか中心部に辿り着き、路駐もキメて予定通り演奏家の知り合いと落会い、重要な情報を手に入れ無事にミッションを終えました。
実は30年イタリアに住んでいながらナポリの街中を訪れたのは初めてでした。クレモナの自宅近くにあるSpaccaNapoliと言うピザ屋さんがあり、店主の兄ちゃんがナポレターノで店名の由来を聞いたところ、ナポリの街を二つに割る通りがありそこをスパッカナポリと言うんだよと教えてくれました。それ以来いつかそこでナポリのピザを食べようと密かに想いを温めていました。
Spacca Napoliを目指して街中を進んでいくと何バザール?と言う感じの雑然とした露天商の通りが続きます。
ようやくSpacca Napoliの近くでピザ屋を調べていると、手作り生パスタで出来立てを食べさせてくれるお店があり匂いに釣られて入ってしまいしっかりとご馳走になりました。トマトとオリーブとバジルのシンプルパスタを選んだのですが、
北イタリアでは味わえないトマトの濃厚なソースと歯応えと美味しい小麦で練った生パスタの味、バジルの強い香り。肉団子のトマトソース煮 どれをとっても北イタリアではなかなか味わえない古き良きイタリアのパスタの味わいでした。
喧騒のSpacca Napoliの真ん中に現れたDuomoに入ってみると
そこはまた違った意味での別世界でした。
数時間の短い滞在でしたが非常にインパクトの強いNapoli訪問でした。
イタリアを訪れる機会がありましたら是非 Spacca Napoli を訪れてみてください!