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2024年07月24日

バロックヴァイオリンてどんなヴァイオリン?特徴や違いをについて解説します!

こんにちは、Sakamoto Violinsのブログへようこそ。

今回は、バロックバイオリンの魅力とそのモダンバイオリンとの違いについて深掘りしてみたいと思います。

音楽の歴史を知ると同時に、なぜ今でも多くの人々がバロック時代の楽器に惹かれるのか、その理由を探っていきましょう。

 

 

 

 

バロックバイオリンの特徴とその魅力

バロックバイオリンは、主に17世紀から18世紀にかけて使用された楽器で、その時代の音楽に最適化された構造を持っています。

これらのバイオリンは、現代のものと比べていくつかの特徴的な違いがあります。

 

ガット弦の使用

バロックバイオリンでは、羊の腸を加工して作られたガット弦が用いられています。

この弦は、現代の金属弦に比べて柔らかく、暖かみのある音色を生み出します。

これがバロック音楽の繊細で表現豊かなメロディに深みを加える要因となっています。

 

顎当て・肩当ての非使用

当時のバイオリンには顎当てや肩当てが存在しなかったため、演奏スタイルも現代とは異なります。

これにより、楽器を自由に動かしながら演奏することができ、より表現豊かなパフォーマンスが可能になります。

 

 

 

 

モダンバイオリンとの比較

19世紀に入ると、音楽の演奏スタイルや聴衆の要求が変化し、バイオリンもまたその変革を遂げました。

以下は、バロックバイオリンとモダンバイオリンの主な違いです。

 

弦と駒の改良

モダンバイオリンでは、金属線を巻いた弦が普及し、それに伴い駒の形状も高く、強固なものに変更されました。

これにより、音量が増し、より広い会場での演奏が可能になりました。

 

指板と音域の拡張

指板が延長され、演奏できる音域が広がりました。

これにより、より複雑で技術的な演奏が求められる作品に対応できるようになります。

 

バロックバイオリンを選ぶ理由

バロックバイオリンを選ぶ最大の理由は、バロック時代の音楽を、その時代の楽器で演奏することによって、作品の本来の響きやニュアンスを忠実に再現できることにあります。

また、ガット弦特有の温かみのある音色は、現代の楽器では得られない独特の表現を可能にします。

 

 

バロックバイオリンの維持とケア

バロックバイオリンは特殊なメンテナンスを必要とすることもあり、その点での知識も必要です。

弦のチューニングや湿度管理、定期的な専門家によるチェックが欠かせません。

 

Sakamoto Violinsでは、バイオリンのケアやメンテナンスに関するアドバイスも提供しています。

古楽器の美しい音色を長く保つために、ぜひ専門的なケアを心がけてください。

 

バロックバイオリンの魅力は、単に音楽を演奏するだけでなく、その時代に思いを馳せることができる点にもあります。

音楽と共に歴史を感じながら演奏を楽しむ、そんな特別な体験をバロックバイオリンは提供してくれるのです。

 

 

 

 

 

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