梅雨はヴァイオリン、ヴィオラにとって要注意　Sakamoto Violinsから対策をご紹介！

こんにちは。

Sakamoto Violinsから梅雨の時期のバイオリンのケアについてお届けします。

バイオリン、ヴィオラは湿度に非常に敏感な楽器です。

 

今回は、このジメジメした季節を乗り切るためのオススメの対策とグッズをご紹介します。

 

 

バイオリン、ヴィオラにとっての梅雨のリスク

湿度の高さが及ぼす影響

梅雨の高湿度環境はバイオリンにとって多くの問題を引き起こします：

 

 

• ・接着剤の溶解：
  バイオリンの接着剤には膠(にかわ) が使われております。
  膠は高温多湿に弱く 極端な変化によって接着面が剥がれてしまう 恐れもあります。

 

• ・カビの発生：
  カビはバイオリンの美観と健康に悪影響を及ぼします。

 

• ・楽器の変形：
  湿度による木材の膨張は、楽器の形状を変え、音質に影響を与える可能性があります。

 

 

 

これらの問題を防ぐためには、定期的にケースを開けて楽器の状態を確認し、適切な環境管理を心がけることが重要です。

 

 

バイオリンの保管方法

バイオリンは風通しの良い涼しい室内で保管するのが理想的です。

直射日光や熱気を避け、安定した環境を保つことで湿度の影響を最小限に抑えます。

特に車内など、温度が急激に上昇する場所は避けてください。

 

気温と湿度の管理

・夏場の注意：車のトランクなど、短時間でも高温になる場所に楽器を放置することは避けましょう。

 

楽器の接着剤が溶ける恐れがあります。

 

・湿度管理：楽器用の除湿剤を使用して、ケース内の湿度を適切に管理します。

 

 

 

 

梅雨を乗り切るオススメグッズ

1. ドライフォルテ

除湿効果に優れ、カビ防止と消臭効果もあるドライフォルテは、湿気が多い時期の必需品です。

楽器ケース内に置くことで湿度を適度に保ち、音質の変化を抑えます。

 

 

2. ペグコンポジション

チューニング時のペグの滑りを良くするペグコンポジションは、湿度が高いときに特に有効です。

ペグが硬くなってしまう問題を解決し、スムーズなチューニングを助けます。

 

 

3.モイスレガート

湿度調整シート「モイスレガート」は、ケース内の湿度を一定に保ちます。

乾燥剤と保湿剤の交換が不要で、年間を通して使用可能です。

 

 

4. バイオリン用レインコート

雨の日の外出時には、バイオリン用のレインコートが有効です。

楽器ケースを雨から守り、水分が楽器に影響を与えるのを防ぎます。

 

これらのグッズを活用することで、梅雨の時期でもバイオリンを最良の状態で保つことができます。

Sakamoto Violinsでは、メンテナンスやこれらのご相談も承っておりますのでどうぞご利用ください。

 

音楽の喜びを最大限に引き出すために、楽器のケアを怠らないでくださいね。

 

 

 

 

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